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光妖精の悪戯
結晶は光の屈折率が大きいことから、光が入射する角度によってその中に光を閉じ込めることができます。その角度が少しずれることで光は結晶から飛び出して、キラキラと輝きます。結晶という呪縛から解き放たれ、自由奔放に飛び回る光を、妖精に見立ててその様を表現しました。あるときは宇宙の生命体のような姿を、あるときは空から見たメトロポリタンの夜景、そしてある時はキラキラ輝く宝石箱、など。
作品のモチーフには冷凍庫で30分ほど冷やして作った氷です。偏光シートを通した太陽光、または日差しそのままをその氷にあて、PLフィルターで反射光を制御しながら撮影しました。氷に反射した光をPLフィルターを通して見ると虹のような色が生まれます。偏光シートを通した光をあてると、より派手な色づきになります。絞りは開放。ピントは手前か、奥かどちらかにありますが、ほぼ暈けだけを使って創作したものです。
New York Photography Awards 2022にて金賞を受賞した作品を中心に構成
撮影機材
カメラ:SONY α7Ⅲ
レンズ:タンロン180mmマクロF/3,5+31mm中間リング
アクセサリ:一脚、PLフィルター、偏光シート使用
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