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Radiation

 光が電磁波という”波”であることがわかってきた頃、黒体輻射(Radiation)と呼ばれる現象の解析が進んでいた。物質を熱すると光を発することは古くから知られていた。発せられる光は物質の温度が高くなるに連れ赤から黄色、青へと変化するが、発せられる光の波長分布(スペクトル)は温度の関数として表されることがプランクによって示された(プランクの法則)。しかし、この法則は光が波(連続的に変化するもの)であると考えるのではなく、粒子(1個、2個と数えることができ、飛び飛びに変化するもの)として考えないと法則が成り立たないことがわかった。それは光量子仮説と呼ばれ、量子力学へとつながっていく。そんな黒体輻射の世界観を表現してみた。

 モチーフは、赤や透明のグラスにシャボン液(水:中性洗剤:グリセリンを8:1:1の比率で混ぜたもの)を入れて泡立てたシャボンの泡である。窓際から差し込む日差しを使って撮影した。

撮影機材
カメラ:SONY α7Ⅲ
レンズ:タンロン180mmマクロF/3,5+31mm中間リング
アクセサリ:一脚使用

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